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+10点のお手伝い・・・10

『寝るタップ』から『ジャストストライク』へ


さて今回はどのように調整を行うのか、
考えていきますね。

レーンに塗られたオイルの分布情報から
ライン調整のみで10ピンを飛ばしにかかります。
(ナンカカッコイイw)



18メートル先で板目2~3枚の調整ですから、
難易度は高いと思います。


だから無理に調整して失敗するより、
10番ピンを拾い続ける方が良いという方は
そうして下さい。


レーン状態でその方が良い結果になる場合も
よくありますし。


けれども、上達するに従ってポケットヒットが
増えてくると10ピン残りは避けられません。


190~200アベが見えてきた、という方なら
挑戦する価値はあると思います。


10ピンが残らないようにどう攻略するか?
これもまたボウリングの楽しみの一つなので、
もっとボウリングが好きになるかもしれませんよ~


***************************


まずこの時のオイルパターンはコレ。
+10点のお手伝い・・・10_c0052683_2365157.jpg

外は薄く短く、中は厚く長くと
典型的なハイスコレーン。

投げた感じは若干外目にオイルを
感じますが、それ以外は表と
ほぼ一緒と言って良いでしょう。


『寝るタップ』と言ってもラインは
それなりに濃淡の境目も使っていて
ソコソコ正解かな?という感じです。


ここから厚めに持っていくライン取りは
いくつか考えられます。

1.立ち位置を内へ、スパットを外にし、
  オイルの薄いところにもっとしっかり当てて
  ボールを動かす。

2.フッキングポイントを変えずに
  立ち位置とスパットを外へ変更する。  

+10点のお手伝い・・・10_c0052683_2313430.jpg




3.平行移動で中にラインをそのまま寄せる。

4.立ち位置を変えず、スパットのみ内に寄り
  ラインを中へ寄せる。

+10点のお手伝い・・・10_c0052683_23132866.jpg




5.スパットを変えず、立ち位置を外に変更し
  中にラインを寄せる。

6.立ち位置を外へ、スパットを内に変更し
  中にラインを絞る。

+10点のお手伝い・・・10_c0052683_23134476.jpg




これぐらい、かな?

1、2はオイルが薄い所を積極的に使うパターン。

場所的にフラットに感じる(外にオイルを感じる)し
安定感がないような気がします。


今回の調整では選択肢に僕は入れませんね~


また別の見方として、

1はボールの起き上がりが早すぎて
ロールアウトしそうですね。

2は手前にオイルを感じればアリかも。。。
外ミスするとフラットっぽい場所に行くので、
ボールが返ってこなさそうだしそれが、イヤw




3~6はオイルの濃い所を積極的に使うパターン

今回は内にラインを寄せた方が幅が出たようです。
(その理由は後の動画でw)


3はオイルの濃いところに寄るので、
ボールが余計に滑ってしまい、逆に薄めに
なってしまうかも。


奥の切れが合ってるとうまく厚めに寄る
かもしれませんがその場合内ミスが効かなさそう。


4は3に比べて早目に起き上がるイメージ。
今回の状況では選択肢の一つですね。


5は手前のオイルがあればOKっぽいですが、
2と同じ理由で今回は選択しないと思います。


6は5の内ミスっぽい感じ。
調整のためのラインではないと思います。


**************************


あくまでこれは今回のパターンで
僕が投げた感想ですので、正解かどうかは
わかりません。

でもこんな感じの『寝るタップ』なら
ラインで調整できるんじゃないかな~


やってみようと思われる方は色々試してくださいね。


そして大事なことはそれなりの投球誤差で
投げさえすれば、ポケットにボールが集まって
10本倒れるラインにしておくこと、です。


濃淡の境目をうまく使って外ミス、内ミスの
許容範囲を広げましょう。

+10点のお手伝い・・・10_c0052683_23241058.jpg

今回はここが境目っぽいですね~



意図的にできればストライクは1回や2回で
多分、終わらない?


きっと『ちょろまかし』状態を体感できるでしょうw




≪★実録★THE★ちょろまかし★≫


ジャスポケ



厚目ストライク



薄めバラバラストライク



『はたく』ストライク(ボールはB.P)



たまに寝るタップw





ここまで色々書いてきましたが、
みなさんはどう思われましたか?


一度『寝るタップ』が出たら調整に
トライしてみて下さい。

もしうまくいけばボウリングがホント、
面白く感じると思いますよ!



***とりあえず一旦終わります~***

長文のお付き合いありがとうございました!
by kitappe300 | 2011-07-05 23:53 | +10点のお手伝い | Trackback | Comments(11)
Commented by torokakke at 2011-07-06 04:45 x
ご苦労様でした。
寝るタップに関しては、
同じ所を通ったなら何度でも残ります。
だから厚目に行くようなラインでの変更は必ずしてますね。

今回の中の①~⑥のライン選択は、
好き嫌いだったり、使用ボールだったりと、
その要素は様々ですが、
寝るタップを回避しようとする行為は、
覚えても損はしませんから、
是非ともチャレンジして欲しいですね(^^)
Commented by ガリレオ at 2011-07-06 09:47 x
わかりやすい図解・ビデオの提供、お疲れ様です(^^)

要約すると、寝るタップ(ウィーク10)を防ぐアジャスティングがテーマとなっていて、解決方としてラインを変える具体的手段が解説されています。
ただ、ウィーク10の発生を防ぐための手段としては、狙いを厚めに移すか、アングルを深くするの2つが主だと、私は考えていますが、如何でしょうか?

もしそれに同意してもらえるならば、kitappeさんの対応策で、それが実現できるかどうかは試行錯誤のレベルで、正解になるかどうかはわからない気がします。

最後の映像にある「はたく10ピン」と「寝る10ピン」の映像を比べると、
●ヒット位置は、はたく方がやや薄め
●スピードは、はたく方が上
●アングル・曲がり・回転は、はたく方が少ない
結論として、3番ピンへのセカンドインパクトへ違いが生じています。
(寝る10ピンをはたく10ピンにする具体的手段に感じました。)

乱文になって、すみません。
非常に奥が深い話で、また次回を期待しておりますm(__)m
Commented by kitappe300 at 2011-07-07 01:26
toroさん
 あれ、コメント入ってなかった(汗
 長くなりすぎたかもしれませんが、読んで頂いて
 ありがとうございました!

 長すぎてわかりにくくなったかもしれませんね。
 次回はもうちょっと手短にしないと。僕もしんどいしw
 テーマは自分でもよくわかっていない『巻くタップ』に
 しようかと思います。
 まずは動画を撮らないとね!w
Commented by kitappe300 at 2011-07-07 01:35
ガリレオ殿
 どうもです~! ご質問の件ですが、おっしゃる通り
 同意しますし、試行錯誤のレベルだとも認識してます。

 ただあらかじめレーンを読んで見当をつける作業を
 行うことで、試行を少なくし、結果としてより正解に
 近いラインを素早く取れるのではないかと考えます。

 今回のネタは、御存じtoroさんのところで出てきます
 仮説と検証、レーンとの会話の具体例みたいな感じですね。

 投げてみないとわからないけど、投げる前から自信がある、
 そんな領域を目指したいですわ~
Commented by kitappe300 at 2011-07-07 01:35
ガリレオ殿
 続きです。

 それと映像の件ですが、『はたく10ピン』に持っていく
 手段のつもりではございませんでした。
 濃淡の境目をうまく使うと、投球ラインがバラついても
 倒れまくるという説明をするために、当該の映像を
 たまたま抜き出した、というわけです。
 寝るから、はたくへ持っていく技量は僕にはありませんわ~w

 次回はもっと分かりよい内容を目指したいと思います。
 ここまで読んで頂きましてありがとうございました!!
Commented by あまなつ at 2011-07-07 08:54 x
すばらしい解説ありがとうございます。

私はノーコンなのでこんな微妙なアジャストはできませんが、
頭でイメージして自信をもって投げれば倒れる気がするんですよね。
迷って投げると球が死んじゃうでしょ。
迷わない為のこの講座、ためになります。
理解と実践が伴わずにすいません。

次回を楽しみにしています。
Commented by 龍田浩史 at 2011-07-07 22:05 x
ありがとうございました。
とてもレベルの高いお話でした(^^;
そしてまた、コメント欄のレベルの高い事・・・。
そこまで深い洞察力を持って、ボウリングに対峙していなかった自分に反省ですw
また、タメになる話を聞かせてくださいね!
Commented by ガリレオ at 2011-07-08 08:58 x
追伸)10タップが続発するケースで思い出したのですが・・・

私、癒し系ボウラーなので、コントロールには自信がありません。
でも不思議と、ラインが多少違っても類似した10ピンタップが連続することがあります。
つまり、魅入られたように10ピンタップする魔のエリア(幅)に投げ込んでいて、これを脱出するのにいつも苦労しています。
逆にストライクが連発するときは、この魔のエリアにはいきません。

その違いを未だに識別できていないのが現状で、まあポッケをヒットしているのだから、いいじゃない・・・の程度で確信のできることは何もしてないですね^_^;

ですので、10ピンタップしたら、ラインは変えずに板目半分気分だけ外に出るか、立ち位置を半歩前にする程度で・・・魔のエリアを脱出できるかの結果は運任せです♪
Commented by kitappe300 at 2011-07-09 01:28
あまなつ殿
 アジャストする時は、こじつけでもなんでもいいから
 根拠を持つことです。そして自信を持って投球すること。
 間違ってたらそれなりの結果にしかなりませんので、
 なんで違ってたのか、これまたこじつけで結論を出す。
 次もこじつけで違う方法を試す。そのうちに現実と
 考えのギャップが小さくなってくるので、だんだんと
 合うようになってくる、僕はそう思います。
 自信をもって間違いましょう!!w
Commented by kitappe300 at 2011-07-09 01:34
龍田殿
 最近はよくお隣のBOXになりますねw んで僕の投球が
 目に入ると思いますが、ホント、フォームとか
 たいしたことないww
 言い換えれば、大会中は頭の中はアジャストのことで 
 8~9割が埋め尽くされてて、リリースがどうとか、
 フォームがどうとかあまり気にしていないんです。
 ホントはそれなりに気にしないといけないんですがねw
Commented by kitappe300 at 2011-07-09 01:43
ガリレオ殿
 なぜ10ピンが飛ばないのか?ラインだけでは説明が
 出来ない場合も多々ありますので、ボウリングって
 ホントに奥が深いですよね。
 これといって正解が方程式のように有るわけではないけど、
 プロや一流のアマは当然のように調整してきます。
 そういう人と一緒に投げてその都度、聞くのが一番
 でしょうけど、なかなかわかりやすく教えて
 くれないですよね~ 
 『飯のタネ』だからちゃんと教えてくれなかったりしてw
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